【馬券道コバヤシ 特別編】19日中山11R “不思議な3強”それでもサリオス
2020年4月19日 08:00 不思議な3強だ。それぞれに強い“消し材料”がみえる。コントレイルは94年ナリタブライアン以来、一度も勝っていない1番枠。近年でも09年ロジユニヴァースが1番人気で14着に敗れ、昨年は2番人気アドマイヤマーズが4着だった。“鬼門”を乗り越えられるだろうか。
サトノフラッグは過去5年で<0・2・1・19>と振るわない弥生賞ディープ記念からのローテ。多頭数になり、タフな流れになる本番とペースが変わるのもその一因だ。本命に推したサリオスにも86年以降、前走がマイル戦だった馬は<0・3・0・27>という重いデータがのしかかる。「クラシックを意識するなら、新馬戦でマイルを使わないのでは?」という声も聞こえてくる。
それでも中心視したいのは朝日杯FSのレース内容が相当に濃いものだったから。前半の2F目から10秒5→11秒1と2歳戦にしては「超絶」と言ってもいいハイペース。その中を好位で運び、悠々と抜け出した。2~6着馬はすべて差し、追い込みタイプ。そこからも価値の高い先行だったとみている。2年連続で4戦無敗の皐月賞馬誕生に期待をかける。
馬券は馬単で相手は○コルテジア、▲マイラプソディ、☆ダーリントンホール、△コントレイル、サトノフラッグ、ヴェルトライゼンデ、ビターエンダーへ流す。