【馬券道コバヤシ 特別編】31日東京11R 逆転信じたサリオス先行突破

2020年5月31日 08:00

 池江厩舎はアルジャンナとヴェルトライゼンデの2頭出し。ダービーには11年から実に10年連続で管理馬を送り込む。連続出走としてはフルゲート18頭となった92年以降で最多。池江師は「高校球児が甲子園に行きたいと思うのと一緒。3冠という考え方も崩れつつあるけど、やはりここが最大目標」と語った。一方、斉藤崇師はマンオブスピリットで初めてダービーに挑む。「こんなに早く出られて嬉しい。まずは出ないと勝てないですから。スタッフにとっても、いい経験になると思います」と前を向いた。今年はどんなドラマが生まれるのか。

 先週のオークスは桜花賞から続けてデアリングタクトを本命にした。ダービーも皐月賞から連続で<12>サリオスに託す。今春の東京芝は先行有利。オークスは勝ち馬の地力がまさったとしても2、3着馬は前に行った馬だった。先週まで東京芝2000メートル以上のレースは21鞍を消化。4角10番手以下の馬は<1・0・1・46>で、やはりある程度の位置にいないと厳しい。土曜5Rの芝2400メートル戦も逃げが決まった。逆転の条件はコントレイルより前にいる馬。サリオスが王道の先行突破だ。

 昨年はテン乗り(サートゥルナーリア)でダービーに挑んだレーンも今年は連続騎乗。この中間は付きっ切りで稽古を付けた。完全に手の内に入れたパートナーを、逆転戴冠へ導く。

 馬券は馬単で相手は○ワーケア、▲コントレイル、☆ヴェルトライゼンデ、△サトノインプレッサ、コルテジア、サトノフラッグ、マンオブスピリットへ流す。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム