読売マイラーズCの枠順が確定！

　8歳馬のエアスピネルは1枠2番に入った。前走のフェブラリーSでは9番人気ながら2着する大健闘を見せたように、まだまだ衰え知らずだ。一昨年7月の函館記念（13着）以来の芝のレースとなるが、もともとは16年の牡馬クラシック3戦すべてで掲示板に載ったようにその適性は折り紙付き。17年富士S以来勝利から遠ざかっているが、ダートで取り戻した勢いそのままに芝でも復権に期待したい。

　同じ馬主の"若手"の勢いも侮れない。5枠10番の4歳馬エアロロノアは目下3連勝と充実一途。連勝中の上がり3Fはすべてメンバー最速と抜群のキレを誇る。伯父エアスピネルを破って一気に重賞制覇となるか。ケイデンスコールは3枠5番から。今年1月のスポニチ賞京都金杯で18年新潟2歳S以来となる復活Vを果たすと、続く中山記念でも2着と好走。追い込み一辺倒だったが、好位で競馬ができるようになり格段に安定感が増した。全3勝を挙げている得意のマイルで重賞3勝目を狙う。

　中の人注目は2枠4番のカイザーミノル。派手さはないが、クラスが上がるごとに着実に実力をつけて重賞戦線に名乗りを上げた。前走・オーシャンSでは初重賞かつ初の1200メートルながら勝ち馬と0.3秒差の5着と健闘。相手なりに走る印象で、ここでも抑えておきたい一頭だ。