ウインピクシス 重賞でも期待
2021年8月27日 14:56◎丸山元気騎手のコメント
今週は土日合わせて13鞍に騎乗します。
グランドライズ(土曜2R)はハマり待ちですが、毎回終いはいい脚を使いますからね。できれば良馬場でやりたいですね。
スターオブエイジア(土曜4R)の前走は落鉄した分。ダートに替わってどうかですけど、1200メートルのダートなら対応できると思うので、いい結果を出したいところです。
ケンシンコウ(土曜11R)はこの条件で重賞を勝っていますからね。今回も当日の気分次第になりますが、この中間も変わらず順調にきていますし、今回も楽しみにしています。
スノーハレーション(日曜7R)は中間に乗っていますが、昔と比べると馬は良くなっているので、どこまでやれるかですね。1勝クラスでも、相手ひとつでやれてもいいと思っています。
ウインピクシス(日曜11R)はテンションも上がらず普通に動きはいいですよ。新潟外回りに替わってどうかですけど、乗りやすい馬ですし、重賞でも期待しています。
今週も応援をよろしくお願いします。
◎山崎の見解
土曜日
1Rアイラジオーネ ☆
初戦は中団で流れに乗っていたが、直線で失速し13着。距離延長は良さそうだが、上位争いとなるともう少し経験が必要か。ハイレベルの前走で3着だったホウオウパレード、前走は包まれる競馬で力を出し切れなかったサトノストロング、立て直して動きが良くなったラズベリームースが上位候補か。
2Rグランドライズ ☆☆☆
前走は脚抜きのいい馬場で前が止まらず4着だったが、直線で見せた末脚は上々。やや低調なメンバー構成でもあり、良馬場で少し時計がかかれば上位争い可能。渋太さがあるレオスパンキー、末脚堅実なティプシーワールド、前走時より絞れて動きが良くなったレガーメダモーレが強敵か。
3Rミッキープリティ ☆
ここまで2戦しているが、ともに二桁着順。大型馬で休み明けを叩いた上積みは見込めそうだが、上位争いまでは…。ブリンカー着用でもう一押しを狙うブッシュドノエル、3戦連続2着のユキヤコンコン、マイペースなら渋太いオーケーパッションが上位候補か。
4Rスターオブエイジア ☆☆
ワンパンチ足りない競馬続きだが、ここまで5戦して3着1回4着4回と大崩れがない。ダート替わりと距離短縮でもう一押しがあるかどうか。先行力と渋太さが武器のビリーヴインミー、立て直して動きが良くなったリュヌダムール、安定感があるサイレントナイトが上位候補か。
7Rオオシマサフィール ☆☆
前走は内をロスなく立ち回ったとはいえ、直線で上々の末脚を使い3着。荒れてきた今の馬場はむしろ歓迎で、少し時計がかかれば再度食い込みがあっても。3戦連続で馬券圏内のリネンデザイン、使いつつ調子を上げている印象のブルーダイヤ、距離短縮と叩いた効果で変わり身がありそうなディアナグランが上位候補か。
10Rカリボール ☆☆
ここにきて差す競馬が板についてきた印象で、前走は3着と好走。斤量が増え距離も延びるが、末脚が生きる展開になれば再度上位食い込みも。前走は折り合いを欠いたヤマニンマヒア、新潟は相性が良いノーブルアース、休み明けだがいい動きを見せているロードシャムロックが上位候補か。
11Rケンシンコウ ☆☆☆☆
気性面の成長がうかがえ、前走は好位から抜け出し、終わってみれば後続に5馬身差をつけ圧勝。新潟ダート1800メートルは、昨年レパードSを勝った舞台。中間も順調にきている様子で、今回も勝ち負けを期待できそう。前走は脚を余したサンダーブリッツ、充実著しいベルダーイメル、堅実なブルベアイリーデが強敵か。
日曜日
5Rオカンモシャチョウ ☆☆
栗東坂路で52秒台と水準の動きを見せており、仕上がり良好。スタートも速いタイプで、前々で運べれば粘り込みがあっても。良血馬で馬体の良さも目立つマグマオーシャン、水準以上の動きを見せているトウシンマカオ、鋭い動きを見せているルージュラピュセルが上位候補か。
7Rスノーハレーション ☆☆
未勝利勝ち時に負かした3着馬が1勝クラスでも3着に好走していることから、通用する下地はある。休み明けになるが小柄で仕上がりは良く、今回のメンバー構成なら上位食い込みがあっても。前走タイム差なしの2着だったガンダルフ、前走は脚を余したサンタグラシア、前走は直線で不利があったサイモンベラーノが上位候補か。
8Rカイトレッド ☆
丸山騎手で新馬勝ちした馬だが、その後の成績が一息。今回は骨折明けでもあり、上位争いまでは…。好仕上がりで素質も高いメテオダヴリル、末脚堅実なミカンサン、器用さがあるフローズンカクテルが上位候補か。
9Rショワドゥロワ ☆
過去に現級でも好走歴はあるが、近走がワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けがないと…。決め手上位のスイートセントとチアチアクラシカ、前走着差以上に強い内容だったアラビアンナイトが上位候補か。
11Rウインピクシス ☆☆☆
前走はスローペースでも2番手で折り合いが付き、最後はノーステッキで後続に3馬身半差をつけ完勝。高性能で新潟外回りに替わっても対応できそうなタイプ。重賞でもチャンスは十分。余力十分で新馬戦を勝ったアライバル、センスがいいスタニングローズ、いい決め手を持っているクラウンドマジックが強敵か。
12Rアイスマン ☆
1勝クラス昇級後は2戦ともに二桁着順。立て直した効果でどこまで変わるかだが…。前走の末脚が目立っていたネイチャーカレン、前走快勝だったロードレイライン、渋太さがあるタピテールが上位候補か。
<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。