ケンシンコウ 力があるのは間違いない

2021年12月10日 11:40

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて6鞍に騎乗します。

パーチル(土曜2R)の前走は思った以上に頑張ってくれました。ガラッと良くなったというわけではありませんが、状態は悪くないですし、今回も展開ひとつ。あとは1800メートルがもつかどうかですね。

レーヴディノエル(土曜5R)は調教で乗りましたが、走りそうですよ。いい動きでしたし、先々まで楽しみな馬。牝馬らしくキャッキャしたところはありますが、気性も問題ありません。ゲートは遅いですが、どんな走りを見せてくれるか初戦から期待しています。

ケンシンコウ(土曜11R)は休み明けになりますが、状態は良いですし、テンションも今のところ大丈夫。力があるのは間違いないですし、当日落ち着いてレースに臨めれば。

シュレム(日曜5R)は最終追い切りに乗りましたが、悪くなかったですよ。週中に雨が降りましたが、時計のかかる馬場より乾いてほしいですね。いい馬場で臨めれば。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
2Rパーチル ☆☆
 デビュー戦は目立つ時計は出ていなかったが、それでも後方から長くいい脚を使い5着と上々の内容。叩き2戦目、距離延長で追走が楽になれば上位食い込みがあっても。前走でダート適性を示したリトルポピー、叩いて動きが良くなったパルガン、力強い走りでダートは合いそうなトゥザヒロインが上位候補か。

5Rレーヴディノエル ☆☆☆☆
 母はGI馬レーヴディソールという良血馬。最終追い切りでは、雨で力の要る坂路でも楽に52秒台と脚力十分。仕上がりも良く初戦から勝ち負けを期待できそう。本数は少ないが軽快な動きを見せているケイアイセナ、一追い毎に動きが良くなっているパトリックハンサム、水準以上の時計をマークしているアルカンサスが強敵か。

7Rオウケンボルト ☆☆☆☆
 前走は勝ち馬の決め手に屈したものの、2番手から一旦先頭とデビュー戦としては及第点以上。競馬センスが良く中山替わりはむしろ歓迎で、今回のやや低調なメンバー構成なら上位争い可能。惜敗続きのユイノゴトク、大崩れがないセイウンプラチナ、一叩きして動きが良くなったブラカーが上位候補か。

11Rケンシンコウ ☆☆☆
 前走はチグハグな競馬で13着だったが、2走前には後に重賞を制する2着馬に5馬身差をつけ楽勝。中山実績もあり、立て直した効果で一変も十分。好仕上がりのアメリカンシード、オープン特別なら実績上位のメイショウムラクモ、中山は合うレピアーウィットが強敵か。

日曜日
5Rシュレム ☆☆
 順調さを欠く調整過程だが、最終追い切りの動き・時計ともに及第点。初戦から差のない競馬ができても。好仕上がりで軽快な動きを見せているスパイダーゴールド、好馬体のビッグパレード、スタートセンスが良いクラリティスケールが上位候補か。

6Rローズナイトシチー ☆☆☆
 前走は直線で手前を替えた時にバランスを崩す場面がありながらも3着と、能力は十分。一叩きされて動きが良くなり、能力全開なら上位争い可能。前走長くいい脚を使ったディープグラビティ、太目の前走を叩き上積み十分のロジハービン、好仕上がりのオーシャンズヨリが強敵か。


<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム