アルムブラーヴ 昇級でどこまでやれるか

2024年3月29日 17:00

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土曜は阪神、日曜は中山で合わせて9鞍に騎乗します。

アルムブラーヴ(土曜11R)は1400メートルでも問題なかったですね。右回りも大丈夫だと思いますし、あとは昇級でどこまでやれるか。

カイトグート(日曜6R)はこのクラスでもやれる力はありますが、気が真面目でないので、その辺がどうかです。

アイファースキャン(日曜12R)は調教で乗っていますが、変わらず順調ですね。前走からも1200メートルは合っていますし、展開ひとつです。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
4Rスナークサファイア ☆☆
 前走はハイペースを先行して5着に粘り悪くない内容。芝で新馬戦2着があり条件替りは問題なく、展開ひとつで上位食い込み可能。前走一旦先頭に立ち勝ちに等しい内容だったスカイハイとガロンヌ、先行力があるファイツオンが上位候補か。

10Rベルウッドブラボー ☆☆
 前走は道中忙しく12着だったが、2走前に1400メートルで4着健闘。マイペースなら渋太いタイプで、展開ひとつで変わっても不思議ではない。前走の末脚が目立っていたタツダイヤモンド、大型馬で叩いた上積み十分のワンダーカタリナ、調教の動きが目立つコナブラックが上位候補か。

11Rアルムブラーヴ ☆
 前走は1400メートルに対応して鮮やかな差し切り勝ち。ただ時計的にはやや物足りなく、昇級でどこまでやれるか試金石になりそう。重賞でも好走歴があるサンライズフレイム、末脚堅実なフルム、阪神は相性が良いサトノテンペストが上位候補か。

12Rスナークレジスト ☆
 過去に現級でも好走歴はあるが、近走成績は一息。年齢的にもガラリ一変までは…。2連勝中のペプチドソレイユ、大型馬で叩いた上積み十分のタイキドミニオン、先行力があるスカンジナビアが上位候補か。


日曜日
5Rガルニエ ☆
 初戦は後方からジリジリ差を詰めた程度の9着。上位争いまでは、もう少し経験が必要な印象。堅実なキットハナガサク、叩いて動きが良くなったハイラント、大崩れが少ないウェイトゥザドーンが上位候補か。

6Rカイトグート ☆☆
 昇級初戦の前走は7着だったが、勝ち馬とは僅か0秒3差。渋った馬場が残り少し時計がかかれば上位食い込みがあっても。好仕上がりのゼーゼマン、先行力があるメイショウヨゾラ、器用さがあるケイケイが上位候補か。

8Rパノティア ☆
 過去に現級2着があるが、近走成績が一息。芝に戻してどこまで変わるかだが…。使いつつ状態上向きのレッドロスタム、叩いた効果が見込めるタミオスター、前走の末脚が目立っていたクイーンオブソウルが上位候補か。

10Rマナウス ☆
 現級では7、13着とメドが立っていない。鞍上の腕で少しでも前進があればいいが…。立て直して好仕上がりのフラッパールック、動きが目立つプレミアムスマイル、前走の末脚が目立っていたリバートゥルーが上位候補か。

12Rアイファースキャン ☆☆
 前走は中団からいい脚を使い0秒2差5着。叩き3走目の走り頃で1200メートルもベスト。展開ひとつで上位食い込み可能。惜敗続きも力量上位のニットウバジル、前走はスタート後に不利があったキョウエイカンフ、立て直して好仕上がりのスティルディマーレが上位候補か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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