【浜田・東京本社ワンモアトライ】13日阪神11R 走る“小倉女王”の条件を備えたナムラクレア

2022年3月13日 08:00

 フィリーズレビュー。小倉2歳Sの優勝馬と言えば「早熟の一発屋」の印象が強い。だが、時に大物が潜んでいるのも事実。特に牝馬はその傾向が強い。直近では一昨年Vのメイケイエール。激しい気性はもろ刃の剣ながらファンタジーS、チューリップ賞、シルクロードSとタイトルを積み重ね、高松宮記念の有力候補に。

 記者が取材現場に出て以降で印象に残るのはアストンマーチャン。桜花賞こそ7着に敗れたが、秋には3歳でスプリンターズSを制した。16年Vレーヌミノルは桜花賞V。この3頭に共通するのは「阪神JFで勝ち馬から0秒5差以内で掲示板を確保」という実績。ナムラクレアは0秒5差5着。辛うじての条件クリアだが、先着4頭のうち3頭がチューリップ賞で1、3、5着だからレベルも高い。

 ちなみに前記3頭は全て桜花賞トライアルで連対確保。ナムラクレアもここで好走すれば、名牝への道が開けるはず。距離短縮でこの組み合わせなら好戦必至だ。(2)から。

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