天皇賞(春)の枠順が確定!

2022年4月28日 14:30

 平地最長となる伝統の長距離GⅠ「第165回天皇賞(春)」。今年も阪神競馬場で行われるステイヤーの頂点を決める戦いに、スタミナ自慢の18頭が出走する。

 昨年2着のディープボンドは8枠18番に入った。昨秋のフランス遠征を経て、メンタル面が成長。帰国初戦の有馬記念2着はその証左だろう。前走の阪神大賞典では展開が向かなったにも関わらず他馬をねじ伏せ連覇を飾った。悲願のGⅠ初制覇へ、機は熟した。父キズナが届かなかった春の盾を仁川でつかみとる。

 メンバー内唯一のGⅠ馬タイトルホルダーは8枠16番から。昨年の菊花賞は逃げて圧巻の5馬身差Vと長距離への適性は疑いようが無い。故障明けの前走・日経賞も逃げきって快勝、叩いたことで気配はさらに上昇している。GⅠ・2勝目に向けて、視界は良好だ。

 中・長距離重賞で好走を繰り返している面々も侮れない。1枠1番のアイアンバローズはスポニチ賞ステイヤーズS、阪神大賞典と連続2着。本格化を遂げている印象だ。5枠9番の良血ヒートオンビートも重賞で3戦連続3着以内と安定感が光っている。

 中の人注目は4枠7番のテーオーロイヤル。昨年5月の青葉賞は惜しくも4着でダービーへの切符を逃し、菊花賞も抽選に漏れてクラシックへの出走は叶わなかったものの、着実に力をつけ1勝クラスから4連勝でGⅠの舞台へ。一気の距離延長となった前走のダイヤモンドSでは早め先頭から後続を突き放す強い内容。未勝利戦からコンビを組む菱田と人馬一体でG1タイトルを狙う。

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