ユニコーンSの枠順が確定!

2022年6月17日 10:30

 貴重なJRA3歳ダート重賞「第27回ユニコーンS」。直近10年の優勝馬から多数のGⅠ馬が誕生している出世レースだが、世代最初のダート重賞にだけに力関係は未知数。今年もさまざまな路線から実力馬が集結し、難解な一戦となりそうだ。

 4枠6番のジュタロウは新馬戦が圧巻だった。勝負所で早目に動いて先頭に立つと、そのまま後続を離して2.4秒差の快勝。前走は足抜きのいい馬場に対応して1分34秒8の好時計でV。ここでも父アロゲート譲りの能力を発揮できるか。1枠1番のハセドンはダート転向後3連勝と全く底を見せていない。前走は最後方から次元の違う脚で追い込んで優勝。上がり3Fも34秒3と驚異の数字をたたき出した。

 海外で揉まれて力をつけた馬たちも参戦する。2枠2番のセキフウはサウジダービー→UAEダービーと転戦。国内でも兵庫ジュニアGP制覇(園田)など実績豊富で、昨年10月以来のJRAレース出走でも心配はなさそうだ。同じくUAEダービーに出走したコンバスチョンは2枠3番に入った。2走前に今回と同舞台のヒヤシンスSを快勝。2歳時には交流G1全日本2歳優駿2着とマイル実績では一歩リードしている。

 中の人注目は芝からダートに初挑戦する6枠10番のインダストリア。前走のNHKマイルCでは2番人気に支持されるも5着に敗れ、鞍上のレーンは「上位とは瞬発力の差が出た」とコメント。芝のGⅠでは切れ負けする形になったが、リオンディーズ産駒はダートで活躍する馬も多い。初砂でも好勝負を期待したい。

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