秋華賞の枠順が確定!

2022年10月14日 09:20

 2冠牝馬スターズオンアースは5枠9番から牝馬3冠最終戦に挑む。桜花賞では伏兵の扱いもゴール前で勝負根性を見せ優勝、オークスではピンク帽をものともせず差し切りV。一気に世代牝馬の頂点へと上り詰めた。骨折のアクシデントが気がかりもルメールは「春よりパワーアップしたんじゃないか」と意に介さず。言葉通り中間は抜群の動き。偉業達成へ万全の仕上がりで挑む。

 5枠10番に入ったアートハウスは秋初戦のローズSで重賞初制覇。夏を超え、パワーアップした面を見せつけた。阪神2000mは忘れな草賞で競馬ファンの度肝を抜いた舞台で適正は間違いない。母パールコードは16年の秋華賞で2着。同馬も管理していた指揮官は「リベンジという言葉だと思います」と、この一戦へ懸ける思いは強い。

 4枠7番のスタニングローズは前走・紫苑Sで重賞初制覇。記録したプラス14キロは成長分と捉えてよさそうで、心身ともに充実ぶりが見て取れる。勝利後は放牧し調整。「帰厩してきた時はこれまでのスタニングローズの中で一番の背中だという感じ」と高野師も体調の良さをアピールしている。

 オークス3着からの直行となるナミュールは4枠8番。桜花賞10着に続きGⅠタイトルには手が届かなかったが、2歳時の赤松賞ではスターズオンアースを置き去りにするなど能力は疑いようがない。1枠2番のライラックも侮れない。前走の紫苑Sは内容のある3着で、こちらもフェアリーSで後の2冠牝馬を下した実績を持つ。展開次第では十分上位を狙える器だ。

 中の人は1枠1番のウインエクレールに注目する。兄にはGⅠ2勝・ウインブライトがいる良血馬。春はスイートピーSで勝利し樫の舞台への切符を手にするも、間隔を考慮し回避を選択した。本番の秋。前走も札幌3勝クラスで2着するなど能力は高い。

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