クラシック出走への試金石となる3歳牝馬GⅢ「第37回フラワーＣ」。ほとんどが1勝馬で難解な一戦だ。近親にリスグラシューがいる良血ココクレーター8枠15番に入った。新馬戦ではスタートで不利を受け、上がり3F最速の脚を使いながら2着も、休養後の未勝利戦で順当V。連勝でクラシック戦線への名乗りを挙げる。

　1枠1番のドナウパールも母にドナウブルーを持つ良血。小倉芝1800メートルで未勝利戦を勝っており、同じコーナー4つの小回りコースの今回も期待ができそうだ。前走のフェアリーSで1番人気に推されたヒップホップソウルは8枠16番。中山の新馬戦を4馬身差で快勝しており、この舞台は巻き返すには絶好のチャンス。

　中の人注目は6枠12番のゴールデンハインド。これまで芙蓉S、デイジー賞と2度中山を走り、どちらも2着に好走。武市師も「ひと叩きして筋肉の張りも良くなっている」と好調をアピールしており、一発があってもおかしくない。