【浜田の公式“券”解】9日阪神11R ディープ産駒ライトクオンタムが意地を見せる

2023年4月9日 08:00

 桜花賞。リバティアイランドの1強ムードに異論を挟むつもりはない。阪神JFは掛け値なしに強かった。同じ舞台で、少なくとも阪神JFで下した馬に逆転を許すとは思えない。

 狙うなら別路線組。ライトクオンタムの素質に懸けてみたい。デビュー戦は制御の効いた逃げで後続を突き放し2着に2馬身半差の完勝。前走のシンザン記念は中団で脚をため、直線きっちり抜け出して快勝。まだ随所に幼さを残しているが、キャリア2戦で牡馬相手の重賞を制しているのはポテンシャルのなせる業だ。

 ディープインパクトの最終世代の1頭。父の産駒は桜花賞で種牡馬別最多となる5勝を挙げている。ラストチャンスをモノにすれば、全13世代でのクラシック制覇という偉業も達成する。一方、リバティアイランドはドゥラメンテ産駒。同産駒は阪神芝でG15勝を含む重賞7勝と好相性。昨年の桜花賞をスターズオンアースで制しており、種牡馬としての連覇が懸かる。共に天国から見守る父同士の、プライドをかけた激突に注目だ。(2)から。3連単は(2)=(3)からの3着流しを厚く買う。

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