新潟2歳S。キャリアの浅い2歳馬同士の一戦で、舞台はタフな新潟外回りマイル戦。まずは顕著な傾向があって、前走で左回り（新潟、中京、東京）を経験していること。これは過去10年の優勝馬全てに該当。2着馬も8頭が該当する。

　◎は中京マイルのデビュー戦を快勝して臨むエンヤラヴフェイス。好スタートを決めて逃げ馬の番手を確保。折り合いを欠くことなくスムーズに立ち回った。4角の反応はやや鈍かったが、直線に向いてステッキが入るとエンジン全開。残り200メートルで先頭に立つと独走態勢。上がりも最速タイ（34秒3）にまとめ、2着に5馬身差をつけて楽勝した。勝ちタイム1分35秒3は今年の同舞台の中京2歳戦で最速。高速ターフの新潟だけに、時計の裏付けがあるのは頼もしい。直線が長い割には、極端な追い込みが決まりづらい新潟マイル戦。好位で運んだセンスの良さも評価する。（3）から。