【浜田の公式“券”解】7日東京11R レースセンスが光るボンドガールが優位

2023年10月7日 08:00

 サウジアラビアRC。内枠に並んだ「東京新馬勝ち」3頭の争い。勝ちっぷりが派手だったのは2着に9馬身差をつけて逃げ切ったシュトラウスだが、不良馬場で展開に恵まれた感もあって▲止まり。最も内容が濃かったのは◎ボンドガール。好発を決めたが、先行2頭を見ながら好位3番手のインで折り合い重視。直線は一瞬、前が詰まったが、進路を切り替えて外に出すと鋭い伸び。最速3F33秒0の末脚で、逃げ切り態勢だったチェルヴィニアを捉え、後続は寄せ付けなかった。

 その2着馬は次走で6馬身差の圧勝。2~6着馬が既に勝ち上がり、うち2頭は2勝とかなりのハイレベル戦だった。半兄は新馬→共同通信杯を連勝し、昨年のクラシック戦線をにぎわせたダノンベルーガ。大人びたレース運びに加え、血統の裏付けもある。牝馬ながら3週後の限定G3アルテミスSではなく、牡馬相手のここへ照準を合わせてきたのも陣営の自信の表れ。センスが問われる少頭数のレースだからこそ狙いたい素材だ。(3)から。

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