菊花賞の枠順が確定!

2023年10月19日 14:30

 3年ぶりに京都で開催されるクラシック最終戦「第84回菊花賞」。今年は皐月賞馬とダービー馬が共に参戦する。2冠馬をのぞくと、両G1馬の菊そろい踏みは00年以来23年ぶり。メンバーには勢いに乗る夏の上がり馬も存在し、最後の一冠の行方は混戦模様だ。

 皐月賞馬ソールオリエンスは7枠14番に入った。秋初戦のセントライト記念では4角で外に振られる不利があったものの2着を確保。手塚師も「3000メートルを意識した競馬で得るものはありました」と収穫を口にした。3000メートルは未知数も、外回りコースは皐月賞で見せた末脚を生かすには良さそうだ。

 ダービー馬タスティエーラは4枠7番から連勝で2冠を狙う。ダービーでも早め先頭から押し切ったように、ポジションをとるための操縦性としぶとく脚を使えるのが強み。グレード制の導入以降、ダービーからの直行ローテで菊花賞を勝った馬はいないため、仕上がりが鍵となる。

 神戸新聞杯をレコード勝ちしたサトノグランツは6枠11番。父サトノダイヤモンドは神戸新聞杯から菊花賞、有馬記念を連勝した。“2強”の牙城を崩すならこの馬か。未勝利から4連勝でGⅠに挑戦する8枠17番のドゥレッツァ、札幌記念(2着)で古馬相手に実力を示した1枠1番のトップナイフも怖い存在だ。

 中の人注目は6枠12番のハーツコンチェルト。春は青葉賞2着をステップにダービーが首+鼻差の3着。世代トップクラスの力を示した。前走・神戸新聞杯(5着)からのコース替わりはプラスに働きそうだ。ハーツクライ産駒初の菊花賞制覇に期待がかかる。

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