阪神JF路線に向かって注目の前哨戦「第28回ファンタジーＳ」。未勝利→ききょうSを連勝中のクイックバイオは3枠5番に入った。母アニメイトバイオは09年の阪神JF2着など早い時期から活躍。姉のパイオニアバイオは18年フローラS2着、ビッククインバイオは19年アルテミスS3着と産駒にもその特徴は受け継がれている。

　新馬、りんどう賞と連勝中のキャプテンネキ7枠13番。２走ともに同じ１４００メートルで２番手からの競馬で、しまいも確実に脚を使った。無敗のまま重賞タイトルを手にするか。新馬戦を7馬身差で圧勝したシュークリームは7枠14番から。楽なペースで逃げたとはいえ、重馬場を上がり3F33秒8でまとめたのは秀逸。ここも自分のペースで進められれば上位争い。

　中の人注目は4枠7番のセントメモリーズ。デビューから２走とも上がり最速と決め手があるのが魅力。開催が進んだ今の京都芝は差しも十分に利く。先行争いが激化し、ペースが流れればこの馬にもチャンスがありそうだ。