【浜田の公式“券”解】12日京都11R 鬼門G1…サリエラで今年こそ!

2023年11月12日 08:00

 エリザベス女王杯。正直に告白すれば、05年に競馬担当となって以来、G1で唯一、的中がないレースだ。一応、マイルールでは3連単か馬単は無条件で、馬連、3連複なら万馬券を「的中」と決めている。女王杯は紙面上では08年に△▲◎で3連複1660円というショボい配当を当てたことになってはいるが…これを的中と認めるつもりはない。記者にとっても的中は悲願。安くてもいい。◎を人気サイドに置きにいきたいところだが…。

 改めてメンバーを見渡すと、上位人気馬を素直には評価しづらい。ブレイディヴェーグは重賞未勝利。ジェラルディーナには昨年の勢いを感じない。ハーパー、ライラックは戦績から相手候補としては外せないが頭ではどうか?

 京都外回りは瞬発力勝負。サリエラの決め手に懸ける。ここまでの7戦、3F32秒9を筆頭に上がりは全て33秒台。前走の新潟記念は夏負けの兆候があったというが、それでも3F33秒8の末脚で0秒4差7着まで追い上げた。3走前に完勝した白富士Sは2~4着馬がその後にオープン勝ち。2走前の目黒記念はゼッフィーロ、プラダリアを抑えての3着。前者は先週のアルゼンチン共和国杯、プラダリアは先月の京都大賞典といずれもG2勝ちを収めている。牡馬相手のハンデ戦で2戦続けて55・5キロを背負った実力馬。牝馬同士で定量56キロは条件好転と言える。国枝厩舎はここを勝てばJRAの牝馬G1完全制覇。厩舎にとっても悲願のタイトルで、ぜひとも喜びを分かち合いたい。(13)から。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム