ジャパンCの枠順が確定!

2023年11月23日 16:00

 王者イクイノックスは1枠2番からGⅠ6連勝が懸かる重要な一戦に挑む。秋初戦となった前走の天皇賞・秋は、従来のレコードを0秒9更新し優勝。完璧なレース運びで、並み居る実力馬たちを一掃した。主戦のルメールは「今日は休み明けだった」「叩き2戦目なら2400メートルの方がいい」と口にしていたから末恐ろしい。「4キロ差は大きい」とリバティアイランドを警戒しつつも、「世界一の馬ですから。勝つ自信を持って乗りたいです」と気合は十分だ。

 打倒イクイノックスの筆頭、リバティアイランドは1枠1番から。今年の牝馬3冠で圧倒的なパフォーマンスを見せており、同舞台で6馬身差Vを飾ったオークスは圧巻だった。実力に加え、斤量差も大きなアドバンテージ。牝馬3冠を達成した馬は12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイが同年ジャパンCを勝利している点は心強い。

 2枠3番に入ったタイトルホルダーはGⅠ4勝目を目指す一戦。陣営は状態の良さについて手応えを口にしており、スタミナが生きる展開になれば面白い。昨年の2冠牝馬スターズオンアースは8枠17番。脚元の不安で天皇賞・秋を見送ったが、中間でしっかり立て直した。ビュイック騎乗も魅力で、得意の東京なら豪快な伸びが見られそうだ。

 中の人注目ドウデュースは3枠5番に入った。同舞台のダービーでイクイノックスを撃破。武豊とのコンビはかなわないが、鞍上には戸崎を確保した。一度叩いて上向くダービー馬に勝利の女神は微笑むか。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム