中央競馬短距離ダート重賞最終戦「第16回カペラＳ」。歴戦の古馬と成長著しい3歳馬がぶつかる見ごたえのある一戦になりそうだ。3歳馬メタマックスは1枠2番に入った。直近5戦は【3・0・2・0】と常に高いパフォーマンスを見せており、昇級戦の前走も3馬身差の快勝と全く問題にしなかった。ここでも砂をかぶらず運べれば勝機はありそうだ。

古馬の筆頭格は8枠16番のリュウノユキナか。21年１月のオープン初Ｖ（ジャニュアリーＳ）以降、国内17戦で【5・9・2・1】と馬券圏内を外したのは１度だけと驚異的な安定感を誇る。大ベテラン柴田善臣との再コンビ結成で。悲願のJRA重賞初制覇を狙う。当舞台に実績のある5枠10番のタガノクリステル、2枠3番テイエムトッキュウも侮れない。

　中の人注目は5枠9番から初ダートに挑むオールアットワンス。今年のアイビスSDで史上2頭目の隔年Vを達成したように、芝でのスピードは現役屈指。先行争いが激化し、差しが決まる展開になれば一発あってもおかしくない。芝スタートのコースも追い風になりそうだ。