後の活躍馬を多数輩出しているスターホースの登竜門「第59回クイーンＣ」。きょうだいにサリオスやサラキアを持つ良血サフィラは4枠4番に入った。前走の阪神JFでは外枠が響き4着も、最後まで脚は使っていた。ここで賞金を加算し、春の大一番に備えたい。

　メンバー内にはまだまだ良血馬が揃っている。8枠13番のクイーンズウォークは半兄がGⅠ馬グレナディアガーズ。デビュー戦は敗れるも、2戦目で好位から楽に抜け出ししっかり勝ち上がった。3枠3番のアルセナールは半姉が昨年のマイルCSを制したナミュール。デビュー戦での最後の伸びは名手ルメールをも驚かせた。ここで能力を示し、世代の勢力図を塗り替えるか。

　中の人注目は6枠8番のルージュスエルテ。デビュー戦は超スローペースに泣き敗れるも、自らペースを作った未勝利、1勝クラスは共に5馬身差の圧勝でスピードの違いを見せつけた。国枝師は「競られた時にどう反応するかが鍵」と語るも、期待は十分だ。