大阪杯の枠順が確定!

2024年3月29日 09:20

 昨年のJRA賞最優秀3歳牡馬、現4歳世代のダービー馬タスティエーラは2枠3番に入った。皐月賞、菊花賞も2着と現役トップクラスの実力。初めて古馬を相手にした前走の有馬記念では、プラス18キロ、休み明けなどの課題に加え、直線でも不利を受けた。それでも掲示板まであと一歩の6着ならここでも勝ち馬候補の一頭だろう。

 同世代の皐月賞馬ソールオリエンスは5枠10番から。その皐月賞以来、約1年白星から遠ざかっており、前走の中山記念でも追走に苦労して4着に敗れた。久々の勝利に向け、百戦錬磨の陣営も工夫をこらす。最終追いではハードな追い切りを消化。復活に向け呼び水となるか。

 4枠8番プラダリアは前走・京都記念で重賞3勝目。「体の面に関しては完成の域に入っている」と手綱を取る池添も成長を口にしており、以前より前の位置で立ち回れる器用さに磨きがかかった。GⅠは5度目の挑戦になるが初Vの場面があっても。京都記念ではそのプラダリアの2着に入ったベラジオオペラは6枠11番から。阪神2000メートルは昨年12月のチャレンジCで勝利しており、少々長い印象を受けた前走からの距離短縮は歓迎だ。

 中の人注目ステラヴェローチェは5枠9番に入った。1年7か月の長期休養を経たのち、試行錯誤の末に前走の大阪場Sで久々の美酒を味わった。2着馬とはアタマ差も斤量差は3.5キロ。まだまだ上積みがありそうだっただけに、ここで一発が怖い。

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