3年連続の参戦となる6歳馬ソウルラッシュは7枠14番に入った。阪神開催の22年覇者で、京都で行われた昨年も3着とレース相性は抜群。昨秋は始動戦の京成杯AHをトップハンデ59キロで制し、続くマイルCSは中団から差して首差2着とこの路線のトップホースの一頭だ。今年初戦だが、池江師は「ソラを使うことなく、最後までよく伸びていた。初戦からいい状態に仕上がったと思う」と調教後に笑顔を見せた。悲願のＧⅠ制覇へ弾みをつける。

　2枠3番に入ったセリフォスは22年マイルCS覇者。昨年はGⅠ4戦に出走したものの結果を出すことはかなわなかった。メンバー唯一のG1馬である今回は当然の主役候補。休みの明けの不安も聞こえてくるが、負けられない。

　スポニチ賞京都金杯で重賞初制覇を飾ったコレペティトールは5枠10番から。一級品の決め手を武器に勢いがある。「体に幅が出て力強さも増している」と陣営も成長に太鼓判を押す。重賞2勝のソーヴァリアントは6枠12番に入った。初マイルだった3走前の富士S3着が優秀でマイルCSこそ結果はでなかったものの捲土重来を期す。

　中の人注目は4枠8番のトランキリテ。前走は前の馬が後ろを離して逃げたとは言え、最後の1Fは加速ラップを踏む展開だった。その中で、最後方からメンバー断然トップの切れ味を披露。重賞でも楽しみ。