日本ダービーの枠順が確定!

2024年5月23日 14:30

 絶対的主役ジャスティンミラノは7枠15番に入った。陣営のジャッジは「皐月賞よりもダービー向き」だったものの、前走・皐月賞は1分57秒1のコースレコードでV。初の中山、未経験のハイペースなど戦前に聞かれた不安の声を、絶対能力でかき消して見せた。無敗での2冠を狙う今回、友道師は状態に自信。「時計、動きも予定通り」と調教の出来にも太鼓判を押す。初となる2400メートルも戸崎は「全く問題ない」とジャッジしており、偉業達成に向け視界良好だ。

 07年のウオッカ以来、17年ぶりの牝馬戴冠を狙うレガレイラは1枠2番に入った。皐月賞ではルメールの騎乗がかなわず6着に敗れたが、上がり最速タイの末脚を記録しており持ち味は見せた。昨年のホープフルSで牡馬を一蹴した素質は本物。休み明けを使った上積みに加え、ルメールに手が戻る今回はやはり侮れない。皐月賞2着コスモキュランダは3枠6番からリベンジの一戦を迎える。加藤士師は「馬体がシャープになって成長がうかがえる」と上昇をアピール。馬体の作りからも距離延長は歓迎で、この舞台5着に敗れた父アルアインの雪辱に燃える。

 青葉賞馬シュガークンは6枠11番から。GⅠ7勝キタサンブラックの半弟は、権利取りを果たした前走で兄譲りの勝負根性を見せ完勝劇を演じた。兄とも名コンビを組んだ武豊の手綱さばきに期待が懸かる。6枠12番に入ったシックスペンスは3戦3勝の無敗馬。初コンビとなる川田も「国枝先生のためにも、厩舎のためにも、そしてこの馬自身がダービーの称号を手に入れられるように僕ができる精いっぱいの仕事をしたい」と気合十分だ。

 中の人注目アーバンシックは4枠8番に入った。父スワーヴリチャードは17年のダービー2着。3代母にはウインドインハーヘアの名前があり、距離が延びて真価を発揮しそう。鞍上の横山武も頼もしく、皐月賞4着から巻き返しを狙う。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム