34年ぶりに京都で開催される「第77回鳴尾記念」。同レース最多の7勝を挙げ、今年は3連覇もかかる池江厩舎は有力馬2頭がスタンバイ。昨年の覇者ボッケリーニは3枠4番に入った。重賞3勝の実績に加え、京都は【2・2・0・1】で好相性。鞍上には名手モレイラを配して必勝態勢だ。

　同厩のディープモンスターは2枠2番から重賞初制覇を狙う。京都芝2000メートルは2戦2勝とこちらもコース替わりは歓迎だろう。2歳時から注目を集めた素質馬が開花の時を迎えるか。

　勢いのある4歳馬ロードデルレイは4枠6番。デビューから6戦5勝、オール上がり33秒台でまとめている。唯一敗れたのが昨年の神戸新聞杯4着だけとまだ底を見せていない。堅実な末脚は魅力で、いきなり実績馬を負かしても驚けない。

　中の人注目は8枠13番のニホンピロキーフ。重賞初挑戦となった前走のマイラーズCでは実力馬ソウルラッシュ、セリフォスに次ぐ3着と能力の高さを示した。大橋師＆田口貫太の師弟タッグで重賞初Vに向かう。