昨年4馬身差圧勝、連覇を狙うプログノーシスは8枠11番に入った。2年連続の参戦となった4月の香港QE2世Cは前年に引き続きロマンチックウォリアーの2着に敗れた。ここが国内復帰戦も「今年は帰厩した時の状態が良かった」と充実した夏を過ごした。国内G2は3戦3勝と安定。GⅠ制覇にこそ手が届いていないものの、飛躍の秋に向け、ここで主役の座は譲れない。

　武豊との新コンビで臨むダービー馬シャフリヤールは4枠4番から。昨秋にBCターフ3着、今春にドバイシーマクラシック2着とこちらも世界で活躍。6歳になっても脚力の衰えは感じられない。昨年は11着も陣営は「喉の影響が一番大きかった。敗因は分かっている」ときっぱり。完全復活に向けこちらも注目だ。

　皐月賞以来となる復活Vを期すジオグリフは2枠2番に入った。大阪杯5着、安田記念6着と今年に入って戦績が安定。木村師も「いい仕上がり」と充実ぶりをアピール。札幌2歳S勝利で洋芝適性は証明済みだけに一発があっても。

　中の人注目は7枠9番に入ったステラヴェローチェ。2走前の大阪杯では0秒1差の4着で復活を印象付けた。前走の安田記念こそ9着も適距離に戻って改めて。