天皇賞・秋はドウデュースの末脚にスポットライトが当たった。極限の上がり32秒5を繰り出して勝利。横で予想作業をしていた東京本社・高木記者も「凄くないっすか？」と声を上げていた。改めてVTRを見た。そこでピンと来たのがジャスティンパレスだ。

　中団よりやや後ろ、馬群の中でレースを進める。直線で外へ出すシーンがあったが、スペースがなくインへ切り替えた。ラストも内々の進路取りで4着。“もう少しスムーズだったら”と思える内容だった。戦歴やスラッとした馬体からもステイヤーで、2Fの距離延長は大歓迎。思えば昨年の有馬記念は1番人気だった馬。強豪を相手に、高らかに復権を遂げる。（4）から。