スポニチの田井が16日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演した。22日に中山で行われるGⅠ有馬記念出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説。田井は天皇賞・秋、ジャパンCに続いて、ドウデュースを真っ先にピックアップ。「スピードに特化した馬体でも、なぜ2500mを走り切れるのか」をテーマに、解説を開始した。

　「出来落ちがない解説者泣かせのドウデュース」とそのタフネスぶりにまず着目。起因するのは「心肺機能の高さ」とし、「大きなお尻に負けないぐらい胸が大きい」とこれまで褒めちぎってきた体躯を支える内臓面に触れた。「スプリンター顔負けのスピードとステイヤーと比較しても遜色ないスタミナが両立する“唯一無二”の存在」と表現すると、「短距離寄りの馬体と長距離に順応できる走法の絶妙な取り合わせが強さの秘訣」と私見を加えた。

　昨年同様に「立ち写真は秋2戦よりも、迫力では見劣る」としながらも、「ムチムチ感が薄くなり、より長い距離を走るための体にシェイプアップ」「グランプリ仕様の究極の肉体に仕上がっている」と有終へ向かう稀代の名馬を絶賛。02、03年シンボリクリスエス以来となる有馬記念連覇、04年ゼンノロブロイ以来となる秋古馬三冠に期待をかけた。田井の最終的な印は金曜日18時30分ごろにスポニチ競馬Webで先行公開される。