スポニチの田井が22日、netkeibaTV『前走から一変！ 好調馬体チョイス』に出演。28日に中山で行われるスプリンターズS出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。終盤開催の中山の急坂を駆け上がるタフなコース。近5年勝ち馬の平均馬体重は513キロで、先行力とパワーがＶへの鍵と分析した。一方、2、3着馬の平均馬体重は486キロ。切れ者のスプリンターが差し届かないケースであるとし、馬券的中への攻略法を伝授しつつも、V候補の一頭としては、サトノレーヴを１頭目に取り上げた。

　“スプリント界の絶対王者になる”と早くから宣言していた田井だが、今回も同馬を高く評価。父ロードカナロア、母父サクラバクシンオーの最強スプリント配合がもたらした筋骨隆々の馬体で、「海外転戦を経ても、割り引く必要はない」「加齢による衰えもない」と状態をジャッジした。

「高松宮記念ほど肢体を輝かせてはいない」としつつも、「それは季節的な差でシルエットに相違はない」と強調。昨年のスプリンターズS当時と比較し、「明らかに筋肉の質、量とも向上。特に前躯の筋肉の立体感が雲泥の差」とその進化に太鼓判も。「地面を捉える能力が進化していますから、先行力の差を挽回できなかった昨年のような負け方はしないでしょう」と春秋スプリントG1制覇に期待を寄せた。田井の最終的な印はスポニチ競馬Ｗｅｂでレース前日までに先行公開される。