秋のG1シリーズ開幕を告げる第59回スプリンターズSの枠順が26日、確定した。

　今年の高松宮記念を制覇、春秋スプリントG1連覇を目指すサトノレーヴは4枠7番に入った。近2戦は香港、英国のG1に参戦し、いずれも2着。世界レベルの強豪としのぎを削ってきた。昨年はこのレース7着も、展開不向きで不完全燃焼。リベンジに燃える今回は、活気ある動きが目立ち、コンビを組むモレイラも「とても動きが良く、いい状態だと思う」と自信を見せる。

　3枠6番に入ったナムラクレアはG1で【0・3・3・3】。悲願のG1タイトルにあと一つ届いていない。それでも能力は素晴らしく、陣営も「闘争心はまだまだ失われていない」と悲願へ準備を進めてきた。鞍上ルメールがタイトルに導くか。

　2年前の覇者ママコチャは2枠4番から。3年連続で前哨戦2着だが、その後の上昇はいつも素晴らしい。6歳を迎えているが衰えはなく、陣営も「もりもり食べるので頼もしい」と期待感を抱いている。連覇を狙うルガルは8枠15番。近走は不振も、状態は「今春より昨年に近い感じ」と陣営は評価する。スタートが決まれば巻き返しの可能性は十分ある。

　中の人注目、香港からの刺客ラッキースワイネスは5枠10番に入った。スプリント大国・香港屈指のスプリンターで、来日後に調子は上昇傾向。陣営一丸の仕上げで、初の海外遠征を勝利で飾りたい。