【ヴィクトリアM】高速のコントラ!余裕12秒1で反撃準備完了

2020年5月14日 05:30

ウッドチップコースで追い切るコントラチェック(撮影・郡司 修)

 重賞2勝馬コントラチェックは蛯名(レースは武豊)を背に単走でWコース入り。霧のため向正面は見えなかったが、ゴール前の脚色は馬なりで余力十分。ラスト1Fは12秒1を計時した。藤沢和師は「先週も今週も動きは良かった。以前より気持ち的にも落ち着いて馬がしっかりしてきた」と満足げだ。

 前走・中山牝馬Sは2番人気ながら、あろうことか最下位16着。ただ、べた雪の舞う不良馬場。雪も馬場も気になり、逃げの形に持ち込めなかった。師は「馬場がひどかったね。前に行きそびれてしまった。最後は流すだけの競馬に。モマれる競馬は良くないよ」と振り返った。

 今回、状況は変わる。「まだ非力なので良馬場のスピード勝負がいい。相手も強いが良馬場のマイル戦で、ある程度流れてくれればモマれる形にはならないと思う」。全4勝は全て右回り。そして逃げ切り。左回りはオークスで1度走っただけで9着に敗れた。「中山で結果が出ているが、要は流れひとつ。東京が駄目とは思っていない。オークスはレーンも最初から“少し距離が長いのでは”と言っていたからね。今回はレジェンド騎手が乗るから期待していますよ」と師は続けた。

 今回、師が託すのは初コンビの武豊。「私も豊君も長いこと競馬をやってきた。ベテランコンビで頑張りますよ。レジェンドコンビ?皆さんがそう言ってくれるならレジェンドコンビで頑張ります」。04年桜花賞(ダンスインザムード)以来となる伝説のコンビでのG1制覇を目指す。

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