【オークス1週前追い】アブレイズ鋭伸11秒9 併せ馬1馬身半先着、鞍上・藤井「順調」

2020年5月15日 05:30

藤井騎手を背に併せ馬で追い切るアブレイズ(手前)(撮影・亀井 直樹)

 「第81回オークス」(24日、東京)の1週前追い切りが行われ、デビュー2連勝中のアブレイズ(池江)はCWコースで6F82秒9~1F11秒9をマーク。3月フラワーC以来となるが、シャープな伸び脚で好仕上がりをアピールした。

 桜花賞をパスしてオークス一本。新馬、フラワーCとデビュー2連勝を飾ったアブレイズは放牧を挟み、3冠第2ラウンドに狙いを絞ってきた。追い切りは先週と同じく藤井がまたがってCWコース。先導役を務めたキングサーガ(3歳1勝クラス)を視界に入れながら直線で内から併せると、鋭く伸びて1馬身半先着した。藤井の感触がいい。

 「いい追い切りができました。この1週間で息の入りがだいぶ良くなったように思います。順調ですね」

 母エディンは芝2200メートルで準オープン勝ち、13年エリザベス女王杯に出走(12着)した。この母に父がダービー馬キズナなら距離の融通は利く。15年オークス&秋華賞を制したミッキークイーンを担当した斉藤助手は「2400メートルはやってみないと分からないけど、ここ2走を見るとセンスがいいし、折り合いはつく」と適性を見込んでいる。調整も順調そのもの。「牝馬にしてはカイバをよく食べるし、やりやすい。体がふっくらしているから稽古で攻められる」とうなずく。3戦3勝の桜花賞馬デアリングタクトが注目される中、同じくこの無敗馬も楽しみな存在になる。

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