【東京新馬戦】宮田師、トレジャーと2歳デビュー飾る!ミッキーアイル産駒初Vへルメールと出陣
2020年6月12日 05:30 先週から始まった2歳新馬戦。阪神でドゥラメンテ産駒のアスコルターレ(牡=西村)が勝利を挙げるなど、新種牡馬の産駒が好スタートを切っている。同じく新種牡馬のミッキーアイルが今週、初の産駒Vを狙っている。13日の土曜東京5R(芝1400メートル)に出走するトレジャーアイル(牡=宮田)だ。母はスーヴェニアギフト(父スーヴェニアコピー)。きょうだいには19年京都牝馬S勝ちのデアレガーロ(父マンハッタンカフェ)など、1200~1400メートルで活躍した馬がいる母系だ。
5月16日に入厩。以降12本の時計を出し、臨戦態勢は整った。10日の最終追いは坂路で併せ馬。シーレカズマ(新馬)を1馬身半後方から追走して、余力十分に2馬身先着。終始馬なりだったが、抜群の気合乗りが目立った。宮田師も「テンションが上がりやすい点を考慮して坂路でサラッと。時計は控えめも、自分から前に行く気を出していい動きだった」と納得顔。気性面を考慮して12日、前日輸送でデビュー戦に臨む。
宮田師は今年3月に開業したばかりの新規調教師。自厩舎の馬を新馬戦でデビューさせるのは、この馬が初めてになる。「この先の馬のキャリアを考えると、人が硬くなっても仕方ない。気負わずにいこうと思います。その方が次につながるし、人も馬もキャリアを積めれば」と師。宮田師は開業する前、国枝厩舎で助手を務めていた。アーモンドアイなど数々のG1馬を輩出した恩師について、師は「待てる人です。目先で一喜一憂しない。肩の力を抜いて馬を育てている。そのあたりを見習って、馬に生かしていければと思います」と話した。
記念すべき厩舎初の2歳新馬戦の鞍上はルメール。父譲りのスピードを見せつけることができるか。