新潟競馬、8・15ファンが帰ってくる 174日ぶりの有観客開催

2020年7月31日 05:30

観客が戻ってくる新潟競馬場

 JRAは30日、8月15日に開幕する3回新潟競馬(~9月6日)を有観客競馬で行うと発表した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月23日を最後に無観客競馬が続いたが、174日ぶりにファンの前で馬が走る。

 対象は事前にインターネットで指定席を購入した新潟県内在住者に限定。S、A、B指定席、UMACAシートの4席種で計619席。全て間隔を空け、1人1席限り購入可能。同競馬場の指定席は1481席あるが半数以下にとどめる。

 申し込みと抽選は、JRAカード会員による先行抽選と、同会員&一般会員を対象とした一般抽選の2度。開催日当日の競馬場窓口での入場券、指定席券の発売はない。当選・購入者は開催日当日、新潟県内在住を証明できる身分証明書が必要となる。

 落馬負傷もあり、昨年11月3日を最後にJRAではファンの前で騎乗していない戸崎圭太(40)は「他のスポーツでは少しずつ観客を入れ始めていましたが、ようやく競馬も…という感じですね。まだ本格的ではないですけど、スタートできるのは良かったです。ただ、心配な面もまだ残っているだけに、いろいろな対策は必要。そこは、ご理解をいただければと思います。騎手としては、やはりファンの存在は力になるもの。少しずつでも、以前の状態に戻っていくことを願っています」とコメントを寄せた。

 なお、2回札幌、小倉競馬は無観客を継続することが決まっている(詳細はJRAホームページを参照)。

 【無観客開催経過】
 ▼20・2・27 2月28日から当面の間、無観客で開催することを発表。

 ▼3・29 JRA史上初、G1(高松宮記念)が無観客で行われる。

 ▼5・31 ダービーも無観客で開催。

 ▼7・6 11日から一部のウインズとJ│PLACEにおいて営業時間、発売内容を制限した上で勝馬投票券の発売、払い戻しを再開すると発表。

 ▼7・25 函館、福島競馬場がパークウインズとして制限付きで営業開始。

 ▼7・30 新潟競馬場での有観客開催を発表。

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