【神戸新聞杯】権利獲りへ光ったエンデュミオンの推進力

2020年9月24日 05:30

坂路で単走で追い切るエンデュミオン

 【東西ドキュメント・栗東=23日】先週のローズSは2着ムジカ、3着オーマイダーリンが秋華賞への優先出走権を獲得した。条件クラスの激走こそが“トライアル馬券”の醍醐味(だいごみ)。神戸新聞杯もコントレイルを除けば大きな差はないと小林は考える。

 エンデュミオンは前走で本命を打ち、馬券も頭で買った。直線でひと追いごとに差を詰めながら首差届かなかったが、末脚は十分に通用。清水久師も素質を感じ取っている。

 「柔らかみがあって、身のこなしがいいですね。引っ掛かる馬でもないし、競馬が上手。コースも問わないタイプだと思います」

 先週は水曜、土曜とCWコースで負荷をかけた。坂路の最終追いは単走。ラスト促されて4F53秒7~1F12秒4をマーク。首をうまく使い、推進力を見せた。「動いていたと思うし、仕上がりはいいですね。いいモノは持っている。何とか権利を獲りたい」と師。鞍上の秋山真はローズSでムジカを2着(14番人気!)に導いた。今週もきっちりと菊花賞へエスコートしてもらおう。

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