【スプリンターズS】グランアレグリアが優勝、ディープ産駒初のスプリントG1制覇

2020年10月4日 15:48

<スプリンターズS>C・ルメール騎乗のグランアレグリアは川田将雅騎乗のダノンスマッシュ(右奥)に2馬身差をつけ1着となる (撮影・西川祐介)

 秋競馬G1開幕戦のスプリント王決定戦「第54回スプリンターズS」(G1、芝1200メートル)が4日、中山競馬場で行われ、ルメール騎乗のグランアレグリア(牝4=藤沢和)が優勝、6月の安田記念に続きG1連勝を飾った。勝ちタイムは1分8秒3。

 レースはモズスーパーフレア、ビアンフェが激しくハナを争い、ダノンスマッシュ、ミスターメロディ、クリノガウディーが続き、グランアレグリアは後方から2頭目を追走した。最終コーナーを回って直線に入るとダノンスマッシュが先頭をうかがうが、末脚を爆発させたグランアレグリアが一気に抜き去って1着でゴールした。

 勝ったグランアレグリアは父ディープインパクト、母タピッツフライの血統。通算成績は9戦6勝。JRA・G1・3勝目。ディープインパクト産駒では初のスプリントG1制覇。これまでの最高成績は16年ミッキーアイルの2着だった。2006年天皇賞・春(3200メートル)を制したディープインパクトだが、天皇賞・春の勝ち馬の産駒が芝1200メートルG1を勝つのはグレード制を導入した1984年以降で初めて。

 安田記念優勝馬の制覇は2013年ロードカナロア以来。牝馬の制覇は15年ストレイトガール以来。スプリントとマイルG1双方を制したのはストレイトガール(15年スプリンターズS、16、17年ヴィクトリアM)以来の8頭目。

 鞍上のルメールは、昨年のタワーオブロンドンに続く連覇。ヴィクトリアM(アーモンドアイ)に勝利して以来のJRA・G1通算31勝目。

 管理する藤沢和師は、19年タワーオブロンドン以来のスプリンターズS3勝目。JRA・G1は通算31勝目となった。

 2馬身差の2着にダノンスマッシュ、さらに半馬身差の3着にアウィルアウェイが入った。

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