【中山金杯】まだまだ若い!8歳マウントゴールド“伸びしろ”期待

2021年1月3日 05:30

坂路を軽めに駆け上がるマウントゴールド(撮影・亀井 直樹)

 8歳馬マウントゴールドにとって中山金杯は2年前の“忘れ物”を取りに行くレースだ。武豊が騎乗したこのレースはチャレンジC2着好走もあり1番人気に支持された。が、スタートでの半馬身遅れが結果致命的。馬群でもまれ、持ち味の先行力を全く発揮できず12着に終わった。

 あれから2年。16カ月に及ぶ長期ブランクを経て再びこの舞台に戻って来た。復帰戦のディセンバーS(12着)をひと叩きされ、ここ照準の仕上げは間違いない。兼武助手は言う。

 「前走は長期休養明けでさすがに苦しかった。一度使った上積みはあると思います」

 レース間隔が詰まっているためハードに追い切られることはないが、大みそかの坂路で活気ある動きを見せた。4F53秒0~1F12秒6を刻むフットワークは前走時と比較にならない素軽さだ。8歳にしてまだ中央19戦。さらなる“伸びしろ”さえ期待できる。

 「8歳だけど馬は若い。持ち味の先行力を生かす競馬ができれば」と兼武助手。前走時から2キロ減の56キロで走れるここは積極策もありだろう。

 丑(うし)年の中山金杯は縁起のいい馬名の馬が激走するとのデータあり。73年クリノイワイ(祝い)、97年ベストタイ(鯛=タイ=)アップ、09年アドマイヤフジ(富士)など。昨年バビットで沸かせた内田の意表を突く逃げで黄金の山、一獲千金を狙う。

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2021年1月3日のニュース