【高松宮記念】レシステンシア100点 年重ね筋肉増スプリンター体形に大変身

2021年3月23日 05:30

<高松宮記念>年を重ね筋肉のボリュームが増したレシステンシア

 レシステンシアはひと目でスプリンターだと分かる体形です。私や岡田繁幸氏ならずとも馬の目利きなら1200メートル戦向きの馬体と考えるでしょう。野太い首、分厚い肩とトモ…。3歳春当時から父ダイワメジャー譲りの筋肉質の馬体でしたが、加齢とともに筋肉のボリュームがさらに増している。馬体重をチェックしてみると、昨年5月のNHKマイルC476キロ→11月のマイルCS500キロ→今年2月の阪急杯508キロ。体重増がそのまま筋肉の増量につながっている。バランスのいい筋肉を身につけたマイラー体形から岩のような筋肉の塊を付けたスプリンター体形に変化したのです。

 顔つきも一変。昨年のマイルCS時には白目をむきながら、左耳を前方へ、右耳を後方へ向ける不安定な顔つきでした。ところが今回は両耳を正面に立てて、遠くを穏やかに見つめている。気性が安定しているのです。マイルCS時、四肢に着けていた肢巻きも外して、腱がすっきりと見える健康な脚を披露してくれました。私や繁幸氏ならずとも馬の目利きなら満点を付ける馬体です。

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