【ダービー卿CT】スマイルカナ 弔い星へ加速12秒0 柴田大「どうにか頑張りたい」

2021年4月1日 05:30

<ダービー卿CT>ウッドチップコースで追い切るスマイルカナ(撮影・郡司 修)

 土曜中山メイン「第53回ダービー卿CT」の追い切り。重賞連勝を狙うスマイルカナ(牝4=高橋祥)は柴田大を背にWコースで単走仕上げ。終始馬なりの手応えながらグングンと加速した。素軽い脚さばきで時計は5F69秒2~1F12秒0(馬なり)。見守った高橋祥師は「3週続けてWコースでやった。動きは元々いい馬だし、時計もまずまず出ている」と納得の表情を浮かべた。

 昨年末のターコイズSでは好位で器用に立ち回り、20年フェアリーSに続く重賞2勝目。その後は放牧に出され、ここに向けて英気を養った。柴田大は「もうハナにこだわらなくても十分に競馬ができます。これまでコンスタントに使ってきた馬。あまり間隔を空けたことがないので、そこはどうかなという感じ」と感触を伝えた。

 同馬のオーナーは3月19日に亡くなった、マイネル軍団の総帥として有名だった岡田繁幸氏(名義は18日まで)。この日、主戦の柴田大は“マイネル”のジャンパーを身に着け、調教にまたがった。「(この馬で)この勝負服で乗れるのは今回が最後になる。どうにか頑張りたい」。静かに闘志を燃やした。

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2021年4月1日のニュース