【桜花賞】動きもヨカヨカ!予定通り坂路ラスト1F12秒0

2021年4月9日 05:30

幸騎手を背に坂路を駆け上がるヨカヨカ(撮影・亀井 直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=8日】先週とは一転、肌寒い。調教スタンドの温度計は5度。今週から薄手のジャンパーに変えた新谷は震えながら記者室へ向かった。

 桜花賞出走組で唯一、木曜追いのヨカヨカは午前8時すぎに角馬場で運動を開始。新谷は双眼鏡越しに様子をチェックした。元気いっぱい。入念に体をほぐし、幸を背に坂路へ。テンから軽快にラップを刻み、徐々にペースを上げていく。馬場の内めからトップギアに切り替え、グンと加速。身のこなしも柔らかく、抜群の動きでフィニッシュした。すかさず坂路モニターを確認。すると時計はまさかのエラー。メモする必要もなく、急いで1階に下りると、ちょうどいいタイミングで谷師がいた。

 「僕が押した時計は4F53秒0、ラスト1F12秒0ぐらいだった。時計、動きは予定通り。(月曜に左目の横を引っかいて)外傷したので大事を取って追い切りを1日延ばしたけど影響は感じない。叩き2走目の方が良くなるタイプ。上積みはあると思うよ」

 前走フィリーズレビュー2着は好位で壁をつくって折り合いをつけた。直線は早めに抜け出した分、シゲルピンクルビーに差されたが、見せ場十分。幸は「前走は抜け出すとフワッとしたけど折り合いはついていました」と振り返り、この日の追い切りを踏まえて「いい状態で本番に向かえそう。距離延長も心配ありません」と力を込めた。

 枠順は6枠(12)番。初めて2桁の馬番が当たった。谷師は「真ん中より外なら馬場のいいところを通れる」と歓迎する。発馬後スッと行き脚がつくタイプ。好位から粘り込みを図る。

特集

2021年4月9日のニュース