【香港QE2世C】デアリングタクト3着 先行策も最内響いた、松山「申し訳ない」
2021年4月26日 05:30 1番人気のデアリングタクトは最内枠から無理せずに3番手へ。終始インでロスなく運び、直線に向いたところで進路を確保。あとは伸びるだけだったが、外のラヴズオンリーユーに競り負けると、ゴール寸前でグローリーヴェイズにもかわされて、3着に終わった。松山は肩を落とす。
「いつも通りの良い走りをしてくれましたが、1番人気で負けてしまい、申し訳なく思っています。敗因は分からないですが、勝った馬が強かったです」
少頭数のレースとはいえ、かつてない先行策。結果的に最内枠が戦法を狭めることになった。日本に残った杉山晴師は「本音を言えば、じっくりいける外枠が良かったですが、積極的なレースをしたことは今後につながると思います」。あえて悔しさを抑え、前を向いた。確かに初の海外輸送をこなし、しっかりと走れたことは大きな収穫。今後は宝塚記念を予定。次こそは惜敗に終止符を打ち、4つ目のG1タイトルを手にしたい。