【天皇賞・春】福永「格式高い」春天初制覇に歓喜!ワールドプレミアに賛辞「長くいい脚使ってくれた」

2021年5月2日 16:42

<阪神11R・天皇賞春>ワールドプレミアを労う福永騎手(撮影・亀井 直樹)

 伝統の古馬長距離王決定戦「第163回天皇賞・春」(G1、芝3200メートル)は2日、27年ぶりに阪神競馬場で行われ、3番人気で一昨年の菊花賞馬ワールドプレミア(牡5=友道)が初優勝。G1・2勝目を飾った。同レース初制覇で8大競走完全制覇に王手をかけた鞍上の福永祐一騎手(44)は「天皇賞という格式の高いレースを勝つことが出来て光栄に思います」と喜びをかみしめた。

 福永はレースを振り返り「うまくスタートをきることが出来なかったんですけど、その後のリカバリーは1枠だけにうまくいった」とコメント。仕掛けのタイミングについては「ウインマリリンが向こう正面少し進出してきたので、ある程度ポジションを確保しておかないと動きたい時に動けなくなるだろうということで、少し自分が考えていたよりも早く外に出した」と答え、続けて「(それでも)本当によく応えてくれて長くいい脚を使ってくれた」と勝ったワールドプレミアを称えた。

 鞍上の福永は2020年菊花賞(コントレイル)以来となるJRA・G1通算27勝目。これで8大競走は皐月賞、日本ダービー、菊花賞、桜花賞、オークス、天皇賞・秋に続き天皇賞・春も制覇。残すは有馬記念のみとなった。

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