【オークス】ソダシ史上最速のぬいぐるみ化!2歳で制作決定
2021年5月21日 05:30 桜花賞が驚がくのレコードV。人気と実力を兼ね備えたアイドルホース・ソダシはターフ外でもすでに偉業を成し遂げている。「史上最速のぬいぐるみ化」だ。同馬のぬいぐるみを販売する中央競馬ピーアール・センター、プロモーション事業部販売企画室開発・管理課の岩田毅史氏に話を聞いた。
同センターがソダシのぬいぐるみ販売を開始したのは桜花賞2日前の4月9日。数量非公表だが、マスコット(1000円)、レギュラー(1600円)の2サイズが開始約6分で完売した。16日に再販売されたが、これまた即完売となった。
通常、ぬいぐるみ化が検討されるのはG1・2勝以上馬やダービー馬など。2歳G1を勝ったばかりで製作されるのは異例中の異例だ。岩田氏は「ソダシは今後、人気が出るだろうと話していました。そこで阪神JFを勝ったらぬいぐるみを製作しようと職員から意見が出ました。2歳G1を勝って製作した馬はいないのでソダシが最速でぬいぐるみになりました」と経緯を振り返る。
期待に応え、見事に桜花賞も制覇。今度は桜花賞バージョンも製作されたが、あまりの人気が“障壁”をも生んだ。当初は店頭販売も予定していたが断念。同氏は「店頭での販売は混雑する場合もあり、感染症対策の観点から店頭での販売は当面見合わせることになりました」。そこでネットのターフィー通販クラブのみで4月26日から5月7日まで予約販売された。今後、状況が整い次第、通常販売も行う予定だが、現段階では詳細は決まっていない。レアアイテム化したことでオークションサイトなどでは定価の数倍で取引されるケースも出ている。
これまで100種類以上、アイドルホースのぬいぐるみが販売されてきた。だが、ここまでの人気馬はいなかった。「発売開始からの勢いではソダシが断然の1位です」(同氏)。競走馬ぬいぐるみの世界ではソダシはすでに“史上最強馬”だ。=終わり=