【川崎】川崎マイスターは誰だ 高配当連発のシリーズで万馬券のヒントに騎手にも注目だ

2021年5月24日 16:00

2020川崎ジョッキーズカップシリーズ年間チャンピオンに輝いた古岡勇樹

 川崎競馬には独特の楽しみ方がある。騎手の立場になってレースに臨むという方法だ。年間を通した騎手の戦いとなる「川崎ジョッキーズカップシリーズ」は、今年も実施されている。

 この「川崎ジョッキーズカップシリーズ」は、出走馬に騎乗する騎手を川崎競馬所属騎手から抽選により決定する選定競走。今年は1月末から11月にかけて、川崎競馬の重賞レース施行日の最終レース(今開催は26日)にトライアルラウンド(TR)を実施しており、12月の開催で決勝ラウンドを実施する予定となっている。

 TRの着順によるポイント制で争われ、ポイント上位14人が決勝ラウンドに進出する。TR及び決勝ラウンドの成績を合計して、最もポイントの多かった騎手が年間チャンピオンとなる。

 2019年までは夏・冬で実施していたが、20年から年間を通じての実施となっている。今年は8戦のうち3戦を終え、第3戦を制した櫻井光輔(22=八木正喜厩舎所属)が54点でトップ。町田直希(33=神奈川県騎手会所属)が40点で2位、昨年の年間チャンピオン・古岡勇樹(20=岩本洋厩舎所属)が39点で3位につけている。

 初めてコンビを組むケースが多いため、昨年は8レース開催で3連単の平均払い戻しが28万9192円と多くの高配当が飛び出した。今年も初戦から3連単30万5670円、第3戦で3連単7万1040円が出ている。馬の強さはもちろん、川崎競馬を熟知した所属騎手の戦いからも目が離せない。

 今後は特集ページで騎手の紹介を実施する。それぞれの個性を知れば、さらに川崎競馬の楽しみ方が広がるだけに注目だ。

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