【安田記念】7歳でも元気!カデナの末脚一発 陣営「今週は弾むような感じがありましたね」

2021年6月4日 05:30

厩舎周りで運動を行うカデナ(撮影・亀井 直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=3日】グランアレグリアが圧勝した前走のヴィクトリアマイルは2着に10番人気ランブリングアレーが入り、ヒモ穴決着となった。昨秋VのスプリンターズSも10番人気アウィルアウェイが3着、3連単は2万円台の配当がついた。グランアレグリアは穴を連れてくる!?小林はカデナに熱視線。2週連続、坂路でビシッと追われた。早速、追い切りに騎乗した柴田助手を直撃した。

 「今週は弾むような感じがありましたね。全身が使えて、いいフットワークでした。先週乗った時より良かったと思います。カイバもよく食べるので、バリバリ調教をやれています。本当に安定してきました」

 7歳を迎えても元気いっぱい。前走の大阪杯6着も得意とは言えない道悪で、内めから脚を伸ばしてきた。この父(ディープインパクト)からも良馬場でこそ。マイルは18年マイラーズC(14着)以来、実に2年1カ月ぶりとなる。

 「馬場をこなしたのは、具合も良かったからでしょうね。この後、雨が降っても天気は回復するみたいだし、良馬場でやりたいですね」

 半兄スズカコーズウェイは6勝のうち、武豊とのコンビで5勝を挙げている。今回はその名手が16年10月以来、4年8カ月ぶりにカデナの手綱を取る。兄は09年に京王杯SC勝ち。6勝のうちマイルで4勝。血統背景からも距離短縮がいい方に出る可能性を秘める。コソッと末脚一発。ヴィクトリアマイルを◎△☆で的中させた小林は、頭の中でまた甘い夢を膨らませていた。

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