【川崎・スパーキングサマーC】上昇気配のティーズダンクに注目 実績馬多数で混戦模様 有力馬を紹介
2021年8月30日 12:00 SⅢ「第18回スパーキングサマーカップ」(1600メートル)が31日、無観客開催の川崎競馬場スパーキングナイターで行われる。フルゲート14頭が出走予定。地方交流の別定重量戦で1着賞金は1400万円。優勝馬には交流GⅡ日本テレビ盃(9月29日、船橋1800メートル)への優先出走権が付与される。
上昇気流に乗って臨むのが浦和のティーズダンク(牡4=水野)だ。昨年は羽田盃4着、東京ダービー3着と春のクラシック戦線で活躍。秋には当地SⅠ戸塚記念で待望の南関重賞初制覇を果たした。その後は惜敗が続いたが、今年5月に地元でオープン特別V。そして前走の大井SⅡマイルグランプリで8番人気の評価をくつがえす快勝。初の古馬重賞タイトル獲得で勢いがついた。約2カ月ぶりの実戦を使われ良化気配。5月SⅢ川崎マイラーズ4着の雪辱を期す。
大井の実力馬サルサディオーネ(牝7=堀)は7月に川崎マイルのスパーキングレディーC圧勝で牝馬ダートグレード3勝目をゲット。南関の左回りコースでは安定しており、牡馬相手のSⅢ勝ちもある。短期休養でリフレッシュ。ここも得意の逃げ戦法で勝ち負けに持ち込む。
安定勢力のグレンツェント(牡8=大井・藤田)も衰えを感じさせず元気いっぱい。昨年は川崎マイラーズと当レースを完勝。距離、コースともに巧者だ。今年は7月の特別・橘オープンで貫禄勝ち。ティーズダンクに首差惜敗した前走から逆転での2年連続Vを狙う。帝王賞11着以来となるヒカリオーソ(牡5=川崎・岩本)も実績では引けを取らない存在。19年戸塚記念以来の勝利を目指す。