【神戸新聞杯】ステラヴェローチェ 完璧リハ!坂路4F50秒2、吉田隼も好感触

2021年9月23日 05:30

<神戸新聞杯>吉田隼を背に坂路を単走で追い切るステラヴェローチェ

 ステラヴェローチェの坂路4F50秒2がモニター画面に表示されると、見届けた記者から「オオッ」「ホーッ」と感嘆の声が漏れた。動きに動いたのは、22日の2番時計となるタイムが証明している。吉田隼はハミ受けを確認するしぐさを繰り返しつつ、手応えに余裕を残しながらラスト1F12秒0でフィニッシュ。単走でも全体時計が速く、かつラストも伸びる立派な内容だ。

 吉田隼は「予定より時計が速くなりましたが動きは良かったです」とタイムに触れてから「ただ、わがままな面がありました。精神的にガラッと変わったところはない。まだ子供っぽさも残っています」と、口ぶりから大人への脱皮はまだ先の様子。

 春は皐月賞、ダービーでいずれも3着。レースを深掘りすればダービーで繰り出した上がり3F33秒4の末脚は頂点に君臨したシャフリヤールと同タイム。力量差はないも同然か!?須貝師は「どういう条件でも結果を出してくれている。ここに合わせて調整してきたので、あとはジョッキーとの呼吸がどうか」と今回のテーマを掲げ、ダービー馬との再戦に期待を込めていた。

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2021年9月23日のニュース