【天皇賞・秋】横山武 エフフォーリアVに歓喜「初めてうれし泣きした」 史上初の親子3代制覇も喜ぶ

2021年10月31日 16:36

<天皇賞・秋>レースを制したエフフォーリア(右)(撮影・郡司 修)

 伝統の中距離王決定戦「第164回天皇賞・秋」(G1、芝2000メートル)は31日、東京競馬場で行われ、3番人気今年の皐月賞馬エフフォーリア(牡3=鹿戸)が古馬との初対戦を制し、G1・2勝目。3歳馬として19年ぶり4頭目の盾獲りを果たした。鞍上の横山武史騎手(22)は2週連続のG1制覇となり、同レース史上初の親子3代制覇を成し遂げ「親子3代で勝つということは本当になかなか出来ることではないので、達成できて良かったです」と喜んだ。

 先週の菊花賞(タイトルホルダー)に続き2週連続G1制覇を果たした横山武はレース後「ダービーのこともあったんで、初めてうれし泣きしました」とコメント。春の日本ダービーで僅差2着に泣いた悔しさを晴らせたことを喜んだ。

 初めて古馬との対戦は現役最多G1・5勝のグランアレグリア(牝5=藤沢和)や昨年の3冠馬コントレイル(牡4=矢作)など“現役最強馬”らとの激突となったが「スタートが上手い馬なので僕は余計なことはしないで馬の力を信じて乗るだけだと思ってました。道中も理想的なポジションでしたし、変にインにこだわらないで馬の力を信じて、多少外を回ってもいいという思いで乗りました」と“自然体”を強調。

 見事に歴戦のG1馬を撃破し「2週連続勝たせてもらったということは、タイトルホルダーとエフフォーリアどちらもいい馬ですし、何よりこんないい馬を任せて下さったオーナーさんや関係者みんなに感謝しています」とコメント。

 同レース史上初の親子3代制覇には「デビューした時に勝ちたいG1のひとつに天皇賞・春を挙げていたんですけど、距離と(天皇賞・春の方が)親子3代で達成できるかなという理由だったんですが…(結果的に)秋になりましたけど、親子3代で勝つということは本当になかなか出来ることではないので、達成できて良かったです」と大記録達成の喜びに浸っていた。

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