【ジャパンC】コントレイル 福永「3冠馬の名誉守るため」有終V誓う

2021年11月24日 05:30

厩舎内で運動するコントレイル

 【いざ、最終決戦(3)】熱い思いがこみ上げる。ジャパンCを最後に現役を引退する3冠馬コントレイル。主戦の福永はキャリア10戦のうち、9戦で手綱を取った。ともに過ごした時間は生涯の宝物。福永は「感謝していますよ。思い出はたくさんあるし、それだけ濃密だったということ。僕もいい経験ができました」と振り返る。

 デビュー8戦目にして初黒星を喫した昨年のジャパンC。道中9番手から上がり3F34秒3と出走メンバー最速の脚を繰り出したものの勝ち馬アーモンドアイに1馬身1/4届かなかった。「あれが今までで一番きついレースでした。あの一戦で(レースに対して)ネガティブな印象を持ったのかも」。その後は大阪杯3着、天皇賞・秋2着と勝ち星から遠ざかっている。

 一昨年9月の新馬戦から昨年の菊花賞まで無敗7連勝。走ることが大好きだった、あの頃を思い出してほしい。福永は「3冠馬としての名誉を守るためにも最後は勝って締めくくりたい。自分ができるベストを尽くします」と力を込めた。名馬と歩んだ最高の物語をハッピーエンドで完結させる。

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