【ジャパンC】ウインドジャマー 父スピルバーグの雪辱誓う 藤沢和師の勢いに期待

2021年11月24日 05:30

ウインドジャマー(撮影・西川祐介)

 全休日明けの美浦トレセン。グランアレグリアで史上最多のマイルCS6勝を挙げた藤沢和師の周りには厩舎関係者や報道陣の笑顔の輪が広がった。祝福を受けながら、名伯楽の目はジャパンCの調教ゼッケンを着けた管理馬に向いている。「今週はさすがに相手が強いけど挑戦する価値はある」。その頼もしげな視線の先ではウインドジャマーが力強いフットワークで坂路を駆け上がった。「去勢してから馬がどんどん良くなってきた。スピルバーグの子だし、芝の2400メートルもこなせると思う」

 通算4勝は全てダート戦。芝はデビューから10戦未勝利だが、その大半は牡馬時代の成績だ。「最初(デビュー当初)は“えっ、大丈夫なのか”という格好をしていたが去勢でしっかりしてきた。今の状態でどこまでやれるか、見てみたい」。来年2月の70歳定年を目前にした挑戦。調教師生活34年、功績は数え切れないほどある。去勢を嫌う風潮が残っていた昭和の末から平成初期、栗東の戸山為夫師(故人)と共に去勢に先鞭(べん)をつけたのも功績の一つだ。「種牡馬になれるのはひと握り。去勢して良くなる馬は多いし、牝馬が近くにいても興奮しない。ケガのリスクが減るんだ」。そんな持論を体現するようにウインドジャマーはセン馬になった昨春以降、順調に上昇カーブを描いた。1勝クラスを5戦、2勝クラスは3戦、3勝クラスは2戦で勝ち上がってオープン入りした。

 藤沢和師が手掛けた14年秋の天皇賞馬スピルバーグは、その年のジャパンC3着。4角で故障した外国馬に進路をふさがれる不利がこたえた。師の生家、藤沢牧場(北海道苫小牧)の生産馬で挑む現役最後のジャパンCは父のリベンジが懸かる一戦でもある。

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