【朝日杯FS】ミルコの季節だ!プルパレイで2週連続G1ジャックに挑む
2021年12月17日 05:30 19日に阪神競馬場で行われるG1「第73回朝日杯FS」の出走馬が16日、確定した。デイリー杯2歳S4着から巻き返しを期すプルパレイはミルコ・デムーロ(42)の騎乗が魅力だ。現役最多の12月平地G1・9勝。先週の阪神JFを制し、ノリノリで2週連続G1ジャックに挑む。この中間は集中して走れるように、馬具を工夫してきた。鞍上も3週連続で追い切りに騎乗する念の入れようだ。なお、同レースの枠順は17日に決定する。
ミスター・ディセンバーに乗れ。M・デムーロは現役最多となる12月の平地G1・9勝を挙げている。その勝利数を後押しするのがこのレースだ。10年にグランプリボスで初V。それから18年までに4勝、1番人気が一つもないのが凄い。今年も目が離せない。
「寒い時季は苦手なんですけどね。一番勝てているのは、やはりいい馬に乗せてもらっているからだと思います」
先週はサークルオブライフで阪神JF初勝利を飾り、福永に次ぐ史上2人目のJRA2歳G1・3競走完全制覇を成し遂げた。12月のG1Vを新たにコレクト。ノリノリで2週連続G1ジャックに臨む。プルパレイはデビューから4走全てで手綱を取っている。前走は逃げる形で残り1F手前まで先頭だったが、そこから差されてしまった。この中間は3週連続で追い切りに騎乗、密なコミュニケーションを取っている。
「前走は耳を絞って、やめるところがありました。今週の追い切りはブリンカーとメンコを装着。能力的にやれていい馬です」
馬具効果で集中力が出れば、このメンバーでも十分に通用する。担当の山田助手は「ミルコはこの馬のことを凄く気に入ってくれているんですよね。先週のチークは効果がなかったので、今週はブリンカーをチェックしてもらった。追い切った雰囲気も良かったし、時計も出ていました。集中して走れるように、トレーニングしてきた。メンコは着ける予定でいます」と手応えをにじませた。
今年は新種牡馬の当たり年。イスラボニータ産駒は14勝でドレフォン(25勝)、シルバーステート(15勝)に次ぐJRA2歳新種牡馬リーディング3位につける。父は皐月賞Vまで6戦5勝と早い段階から活躍。関東馬ながら引退レースに選んだのが阪神で、師走の阪神Cをレコード勝ち。あれから4年、息子が奮い立つ。今週もミルコ・サンタからひと足早いクリスマスプレゼントを期待しよう。